異なる国向けの食品を、ラベル情報を混ぜずに比較する
市場ごとに記録を分け、項目の対応関係を明示して、同じブランドの異なる国向けパッケージを比較します。
ブランド名と商品名が同じ二つのパッケージでも、対象市場が異なるなら記録を分ける必要があります。まず、それぞれのパッケージに書かれていることを記録してください。表示された国だけを根拠に、配合が同じとも異なるとも決めつけないでください。
市場向けの各仕様ごとに記録を作る
各パッケージに、市場、風味、正味量を含む識別用の参照名を付けます。原材料表示と栄養表示の写真を添付し、転記した表示欄の言語を記録してください。輸入品の貼付ラベルに追加情報がある場合は、下にある元のパッケージ画像を置き換えず、追加の情報源として保存します。
仮の比較では、記録に oat-bites-US-150g と oat-bites-EU-150g という名前を付けます。包装量が一致すると識別には役立ちますが、原材料の表記や栄養値が同じである証明にはなりません。それらの項目は個別に読み取ってください。
数値の比較前に基準量をそろえる
米国の栄養表示は通常、表示上の一回分当たりで栄養素を示しますが、EUの栄養成分表示は 100 g または 100 ml を基準にします。FDAによる一回分の量の説明と欧州委員会の栄養表示ガイダンスを参照してください。共通の基準に換算した後も、各記録には元の基準を残します。
架空の米国向けパッケージが 30 g 当たり総糖類 3 g、EU向けパッケージが 100 g 当たり糖類 10 g と表示しているとします。最初の記録の計算は 3 ÷ 30 × 100 = 10 g、つまり 100 g 当たりの値です。この基準では、表示値は数値上一致します。それだけで配合や検査室での測定結果が同じだと分かるわけではなく、すべての区分の表示上の定義が同じともいえません。
項目ごとに対応関係を整理する
印刷された栄養素名、印刷された量、単位、基準量、共通基準への換算値を、それぞれ別の行に記録します。区分が異なる場合は「直接対応しない」と書き、比較する前に定義を調べてください。例えばナトリウムと食塩は、数字の横の単語を訳すだけでは比較できません。
原材料については、各リストの全文を元の言語で保存し、隣の項目に訳文を置きます。元のリストをアルファベット順に並べたり、同義語を自動的にまとめたりしないでください。表現と順序に関する証拠が失われます。
最後は具体的な観察でまとめます。例えば、二つの表示された糖類の値は換算後に一致する、原材料リストには用語の追加確認が必要、一方の表示欄には比較できる項目がない、といった内容です。ある国向けの商品がより健康的だと大まかに断定するのは避けてください。丁寧な項目対応によって、理由を作り上げずに有用な違いを把握できます。