スキャンした栄養値が別の行にずれてしまったとき
直感で数字を並べ替えず、名前を確認できる基準行と元画像の証拠を使って行の対応関係を復元しましょう。
栄養成分表を連続した文字列にすると、正しい数字が別の栄養素の横に置かれることがあります。抽出結果の位置がずれているようなら、写真から行の対応関係を再構成してください。見慣れた食品らしい並びになるというだけで、量を並べ替えてはいけません。
栄養素名の表現全体から始める
各行を左端から最後の単位または割合まで読みます。書き写すときは字下げと、「合計」や「含む」などの語も残してください。これらは主分類とその下位の行を区別する手掛かりになります。FDAのラベル概要は、米国の表示にある主な栄養素の分類を示しています。
疑わしい範囲の上と下から、明瞭に読める二つの基準行を選びます。先にその行を書き写し、次に間の行を一つずつ確認してください。結果が意外でも、各量は実際に見えている行に結び付けたままにします。
対応関係の記録表を作る
架空の包装に総脂質8 g、飽和脂肪2 g、総炭水化物20 g、食物繊維3 gと表示されているとします。抽出時に飽和脂肪の名称が抜け、残りの量が上にずれることがあります。記録表には、印刷された行名、抽出された組み合わせ、確認済みの組み合わせを別々の列に記入してください。
例えば、抽出された「食物繊維20 g」という組み合わせは、20 gが総炭水化物に属すると写真で確認できてから修正します。修正後の食物繊維量が3 gなのは、その行が読めるからであり、3 gのほうがありそうだからではありません。
機械的に一行ずつ移動しない
すべての値を自動的に一行下へ移してはいけません。名称の抜け、折り返された語句、余分な割合表示によって一部分だけがずれ、その先の行は正しく対応していることがあります。影響を受けたセルを個別に確認し、元の表示と抽出結果が一致したら、それ以上行を変更しないでください。
この作業中も、表示上の一回分の見出しが見えるようにします。行が正しくても、一回分の基準を取り違えれば比較結果は誤ります。写真で一つの栄養素の上に折り目がかかっている場合は、その行だけを未解決とし、確認できる行は保持してください。
表を修正したら、確認済みの一行から結果を計算します。架空の表示上の一回分40 gに食物繊維3 gが含まれるなら、その濃度は100 g当たり3 ÷ 40 × 100 = 7.5 gです。確認済みの行の識別名の横に式を記録してください。元の抽出結果と修正した組み合わせの短い一覧を保存しておけば、別の読者が撮影からすべてやり直さずに修正内容を点検できます。